私が外出する時に気になる点といえば
段差やトイレ、駐車場で

現在はほとんど気にならなくなりましたが
以前は小便の管理が気になっていました。

そこで当ページでは
小便対策をして安心して外出できる方法をお伝えしていきます。

尿漏れが気になり外出が億劫になっている人
尿意を感じてからトイレに行くまでに間に合わない事が多い
という人に役立てて頂けると思います。

1・対策に必要になるもの

尿意を感じてからトイレに行くまでに間に合わない場合や
尿漏れがありなんとかしたい場合に役立つものは三つあります。

それは、ホース、傘袋、ガムテープの三つです。

頸椎損傷で車椅子使用者のトイレ道具

ベッドやマットレスを汚さない工夫のページでもお伝えしていますが
外出時にもかなり役に立ちます!

役に立つというよりも
今はもう便利過ぎて無ければ外出したくないレベルです。

では、その使い方をお伝えしていきます。

2・ホース、傘袋、ガムテープの使い方

それでは使い方をお伝えいたします。

まずホームセンター等で売っているホースを購入します。
カット販売してるので、予備の分も考慮し
50センチ〜1メートルくらいを購入しておきます。

ホースはいくつか太さがありますが
ある程度太めのものをオススメします。

次に、ハサミで好みの長さにカットします。
携帯くらいの長さがあれば十分です。

次に、かさ袋を二枚重ねにします。

二枚重ねにする理由は
万が一、袋に穴が開いたりした時に漏れないようにする為です。

就寝時にも使う場合は1枚でも良いと思いますが
外出時は必ず2枚以上がオススメです。

二枚重ねにしたら、ホースの中にペットシーツを畳んでいれておくと
万が一車椅子が転倒してしまったり、足を持ち上げた時に逆流を防げるので便利です。

そして、次にビニール袋をホースに被せたら
布のガムテープで二重に貼り付けます。

※二重に貼り付けるのは、密着力を高めて
オシッコの重さでホースから外れないようにする為です。


>>> 詳細はコチラから

私が使用しているかさ袋です。
サイズは横12センチ×縦75センチ

頸椎損傷、車椅子使用者、小便に使用するホース

取り付けが終わったら
ホースを股間に被せて周囲をガムテープで二重くらいに固定します。

※この時に、ただホースを取り付けるのではなく
出来る限り下向きで固定するようにして下さい。

水平に固定したり、上向きに固定したりすると
逆流してくる可能性があるので
ホースを取り付けた意味がなくなってしまいます。

その他、毛の処理をしておくと密着力が高まりますが
どうしても抵抗がある場合は、三重くらいに固定すればOKです。

始めは固定がうまくいかない可能性もあるので
自宅にいる時にでも試してみて
一番固定しやすい形を見つけるのがオススメです。

以上で一通りの準備が整ったので
あとは安心して外出できますが
更に安心度を高めるために、いくつかコツをお伝えしています。

※この写真ではペットシーツを入れていませんが
外出中は入れておくのがオススメです。

ペットシーツに吸収できないほどにたまったら、溢れている分をトイレに流し
袋をホースから取り外して、結んで捨てればOKです。

捨てた後は、また同じようにビニール袋で新たに作りなおします。
手間はかかりますが、かなり安心して外出できるので重宝します。

また、ペットシーツは墨タイプのものがオシッコの色が付かないのでオススメです。

3・ペットシーツで万が一に備える

ホースを取り付けてもわずかにホースから尿が漏れちゃうこともあるので
そういう場合に備えて下着の中にペットシーツを入れておくと便利です。

尿漏れ用のオムツも売ってますが
あまり使いやすいとは言えませんし
値段が高めなのでペットシーツの炭タイプのものがオススメです。

頸椎損傷、車椅子使用者、尿漏れ対策で使用するペットシーツ

>>> 詳細はコチラから

このペットシーツは実際に私が使用しているもので
通販でも店舗でも購入可能です。

ペットシーツなら一枚10円くらいなので安いです。

薄いタイプと厚めのタイプがありますが
吸収率が全然違うので厚めのタイプがオススメです。

値段は90枚セットくらいの物が1000円程で購入できます。

ペットシーツの使い方はズボンの内側にガムテープで固定するか
下着の中に入れるかになりますので
私は両方か、下着の中に入れるようにしています。

ペットシーツならあまりモコモコしないので
目立たないので安心です。
汗の吸収もしてくれるのでおすすめです。

では次は、ズボンの内側に袋を収納する方法をお伝えしていきます。

4・ズボンの内側に袋を収納する方法

袋にオシッコをする度に重くなってくるので
一回の量が多い人は、毎回か二回に一度はトイレに捨てにいくことになりますが

それまではズボンの内側に袋がぶら下がってる状態になるので気になりますし
ズボンからオシッコの袋が見えたら嫌ですし
重みでガムテープが外れたら大変です。

そこでズボンの内側にポケットを作り
安心して袋を収納できるようにしておきます。

頸椎損傷、車椅子使用者、収尿する為に作ったズボンの内側のポケット

収尿する為に作ったジャージの内側のポケット

ポケットはこんな感じで、もう少し縦長の方が使いやすいと感じていますが
これだけでもかなり便利です!

尚、見やすいように裏返して撮ってますが
実際には内側に縫っているので
外からはポケットが付いているのが分からなくなっています。

ポケットに使う生地は、安い生地で十分になりますが
自分で縫えない場合や家族に縫える人がいない場合は
洋服のリメイク屋さん等に頼むことになります。

私は家族に取り付けてもらったので
正確な価格はわかりませんが
一つにつき1,500〜3,000円くらいかかると思います。

多少高く感じるかも知れませんが
ポケットがあるとかなり便利ですし
安心して収納しておけるので付ける事をオススメします。

5・使用したホースを清潔に保つ

ばい菌が入るのを防ぐために
最低でも1日に一回はホースを洗う事をオススメします。

ですので洗いやすい長さにしておくのがオススメです。

ブラシで洗ってもいいですし、指で内側をこすって洗うのも良いと思います。

私は指で両側から洗っています。

6・尿漏れしていた原因と導尿について

私がホースを使用するようになったのは
外出時に間に合わずに汚してしまわないようにという目的でしたが
尿漏れが酷くなってからは特に役立ちました。

最終的にあまりにも尿漏れが酷いので泌尿器科で診てもらったところ

私は尿意を感じてから尿が出る際に250cc程でていたのですが
その出ていた分というのは
膀胱に500cc以上溜まっている状態で
それが溢れてしまっていた分が出ていたことが発覚しました。

ですので、常に膀胱に尿が溜まっている状態になっている為
おしっこをした後でも尿漏れを引き起こしていました。

そして、この状態のままでは腎臓が悪くなってしまう
ということで2016年6月から
17年振りくらいに渋々導尿を再開することになりました。

私はほんのわずかですが下半身の感覚が残っている為
導尿する際に痛みが生じるので
出来れば導尿を避けたかったのですが

身体の事やあまりにも尿漏れが酷いということ
清潔に保ちたいという気持ちもあり
即導尿を再開しました。

現在では、就寝時を除いて2~3時間に1回のペースで導尿しています。

主な導尿の時間は
・起床後
・昼前
・14時~15時頃
・18時頃
・21頃
・就寝前

※外出時は多い方が快適になりますし、状況に応じてかわります。

また、17年前に感じたほどの痛みは
処方してもらったゼリーをカテーテルに塗ることでほぼ無くなったので
だいぶ気軽に導尿できるようになりました。

尚、先ほどお伝えした通り
導尿の際には傘袋を収尿袋として使っています。

長さが丁度いいですし、カテーテルのおしっこが出る部分がゴムなので
ビニールにひっかかって外れにくくて使いやすいです。
>>> 傘袋の詳細はコチラから

私が使用していた、かさ袋です。
サイズは横12センチ×縦75センチ

現在は、東北労災病院の売店で販売している
少し強度が高めの袋を使用しています。

もし私のように尿漏れが酷い場合には
一日も早く泌尿器科を受診してみて下さい。

早ければ早いほど腎臓への負担が少なくて済むので
気になる場合には一日も早く受診されることをオススメいたします。

私は導尿を再開してから尿漏れが100%なくなり
下着が濡れる事も無くなりましたし
肌がすべすべで清潔に保てるようになったのも嬉しいです。

尚、起床までに多少出てきてしまう可能性があるので
寝る時はビニールとホースをつけています。

7・最後に

以上になりますが
気になる場合は是非試してみて欲しいです。

もし気にならないという場合でも
尿漏れが気になって外出が億劫になっていたり
1日に何回も尿とりパットを交換したり
下着が汚れて交換してる場合には何度か試してみて欲しいです。

私は普段からホースを使うことによって
ストレスが激減するだけではなく
トイレにかかる時間と、失敗して着替える時間も短縮できています。

基本は導尿しておけば安心ですが
忙しくて出来ない時もありますので

仕事中、外出時、デート中でも
トイレの心配が減るのでオススメです!