車椅子使用者の中でも
下半身不随の人や自分で除圧が出来ない人は
クッション選びがものすごく大事です。
自分に合う良いクッションを使えば
身体の疲れやお尻の痛みが軽減され
かなり快適に過ごすことが出来るようになります。
そこ当ページでは
低反発クッション、ロホクッション
春山クッション(ノープレッシャークッション)
を使った感想を伝えていきますので
クッション選びの参考にして下さい。
まず、車椅子生活になってから
長期に渡って使用してきたロホクッションを紹介します。
>>> ロホクッション
頚損や脊損の人はロホクッションを使用している人が多いと思います。
私自身、車椅子生活になってから17年程使用していました。
定期的にプッシュアップで除圧はしていましたが
ロホクッションそのものの除圧効果はしっかりしているので
一度も床ずれが出来ることはありませんでした。
値段が5万ほどするので、高い!と思われたかも知れませんが
福祉製品ですので、助成金を活用すれば1割負担程度で購入出来ますので
福祉課や車椅子の専門店に相談してみて下さい。
尚、ロホクッションを使用していても
車椅子に乗り続けていれば、お尻に負担はかかりますので
定期的に体を傾けたり、お尻を浮かしたりして
お尻への負担を軽減する事をおすすめいたします。
ロホクッションはしっかりと除圧してくれますが
エアークッションということもあり
長期に渡って使用しているとパンクする事があります。
私が使用した17年の間に
確か3回~5回程パンクしたような気がします。
直近では修理不可のパンクが1回と
空気を入れるバルブの部分が取れてしまって修理不可が1回です。
ですので、寿命は3年~5年くらいなのかなと感じています。
手持ちのロホクッションが壊れた事がきっかけで
春山クッションに巡り合うことができました。
現在、主に車内で使用しているのは
春山クッション(ノープレッシャークッション)といって
ウレタンと低反発クッションの構造の物です。
>>> 春山クッション
使い心地について写真を交えてお伝えしていきますので
春山クッションの口コミや評判をチェックしたいと思っている人にも
是非、参考にして頂きたいです。
春山クッションの一番の特徴は、このようにくぼみがあるので
仙骨部分が当たらところで
それが一番の魅力だと感じています。
写真を見て分かる通り、けっこう広範囲にくぼみがあります。
そして、低反発のみのクッションとは違い
沈み込みがほとんどないので安心して長時間使用できます。
防水加工になっていますが
水洗いは出来ないようなのでペットシーツなどを敷いておけば
汗や尿漏れ対策になります。
最も優れてる点は、お尻の骨が当たる部分のみが空洞になっているので
痛くならないというところです。
クッション自体は適度に柔らかくて座り心地がよく
ウレタンと低反発のバランスがよく全く沈み込むことがないので
朝から晩まで使用していても快適です。
車内で使用することで、長距離の運転でも全く苦にならず
お尻が全くと言って良いほど気にならなくなったので
お尻が痛んだり
頻繁に除圧としないと気になってしまうというストレスもなく
外出先から帰ってきても心身ともにストレスがないので快適です!
パーフェクトに近いクッションですが
一つだけ残念な点があります。
それは1サイズしかないため
コンパクトな車椅子に乗っている場合は
クッションの幅の方が大きくなってしまう事です。
私が室内用で乗っている車椅子ではピッタリサイズですが
外出用の車椅子の場合は、クッションが少しだけはみ出てしまうので
少し無理やり押し込んで使用しています。
前方には、わずかだけはみ出てしまうのですが
出来ればロホクッションのようにピッタリサイズだと良いなぁと思います。
ですので、これから購入するという場合には
サイズをしっかりと測ってから購入して下さい。
車椅子で使用するのだけではなく
クッションの高さがちょうど良いので車内で使用することもできるのも有難いです。
そして驚きなのは、今までは車で出かける時に
低反発クッションでお尻が痛くなっていましたが
春山クッションを使用してからは100キロ走っても300キロ走っても
お尻がほとんど痛くならないという事です。
先ほどお伝えした通り、お尻の痛みがなくなり
除圧しなきゃというストレスもなくなり
身体が疲れにくくなったので、外出が快適で今まで以上に楽しくなりました。
このままで使用すると、汗や万が一の失禁で汚れてしまう可能性があるので
防水シートをかけるのがオススメです!
ロホクッションを購入するまでの
繋ぎになれば良いなという気持ちで購入し
現在は車内用として使用しています。
ロホクッションの除圧効果が100点中95点だとすると
春山クッションは85点という感じです。
一時、春山クッションの方が良い!と感じたこともありましたが
仙骨部分以外の骨ばってしまう部分まではカバーできてないと感じました。
私は、お尻の感覚がわずかだけ残っているので
皮膚に少し傷がつくと、その痛みが分かります。
そして、皮膚に傷が付いている状態で春山クッションに座ると痛く
毎日チェック+絆創膏や軟膏の手入れが必要ですが
ロホクッションを使用している場合は痛みがほとんどなく
手入れをするまでには至ることがないので
除圧+皮膚への負担も少ないのだと感じました。
値段は春山クッションの方が安いですが
ロホクッションは福祉用品で、助成金を使えますので負担は1万未満で済みます。
確実にお尻への負担を軽減したい場合には
ロホクッションがおすすめです!
車内でもクッションを使いたいという場合で
出来る限り価格を抑えたい場合には
このような、低反発クッションを使用することになります。
小さいタイプのものでも
敷くか、敷かないかで全然違いますので
運転時にお尻が気になるという場合には、使用してみて下さい。
その他、車内の失禁対策でお伝えしているように
クッションの上に防水シートを敷いておけば
クッションも車内のシートも汚さずに済むのでオススメです!
>>> コチラの防水シートです
床ずれになると色々と面倒ですので
まだ床ずれ対策商品を購入していないという場合には
先延ばしにせずに、福祉課へ購入の相談に行ったり
すぐにでも行動に移す事をオススメ致します。
その他、下記のページでは
私が使用していたベッドや、オススメのマットレス
現在使用している折りたたみのポケットコイルマットレスについて紹介していますので
良ければ参考にしてみて下さい。
>>> 頚椎損傷者のベッドやマットレス